ウインチには特別教育資格が必要になる場合があります。
とは言っても家庭用の一般的な手動ウインチ(手巻き)に特別教育資格が必要になる訳ではなく、電動タイプやエンジン、油圧モーターなどなど動力で動くウインチにその資格が求められる仕組みになっています。
特別教育を必要とする業務の安衛則第36条11項には「動力により駆動される巻き上げ機(電動ホイスト、エアーホイスト及びこれら以外の巻き上げ機でゴンドラにかかわるものを除く)の運転の業務。」と規定されているのでウインチの大小にかかわらず、動力を使って動くウインチを使って業務する場合には資格が必要ということになります。
どういったウインチには資格が必要になるの?という疑問は当然あって然るべきですが、通常はウインチの機器そのもの、もしくは取扱説明書、並びに販売店の取扱事項において必ずこれらの説明が成されています。(この点は各提供側の表示義務となっています)
要するに特別教育が必要であるのかどうかというのは、予め想定が出来ますので、必要な方は特別教育を受講されてくださいね。
特別教育を受けた人間でなければ、何か問題が起きた時に処罰を受けますよ?という規定になっています。つまり、運転する人やその周囲の人たちの安全を確保するために規定があるのです。
特別教育資格とは、その装置によってどのような危険性が発生し、どういった安全考慮をして操作する必要があるのか。ここを教育したものになるという風に認識しておかなくてはいけません。
(実際に実技や講習があるので、そこまで緩い規則ではない。誤解のないように)
posted by winch at 12:20
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